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英語で自分の主張が言える日本人になるコース

英語で自分の主張が言える日本人になるコース

松本市・ソングリッシュクラブの木場陽子です。

先日、中高生向けの新しいプログラム「Speak Out Teens」が4ヶ月の0期生コースを終え、その成果発表の場として、松本市の副市長・宮之本伸さんに「日本の教育問題について」のテーマで

・英語でプレゼンテーション

・解決策をめぐり英語でディスカッション

をするイベントを行いました。

中・高生向け『Speak Out Teens』とは


『Speak Out Teens』プログラムとは

「英語でのプレゼンとディスカッションを通じて自分の主張が言える学生になる」

を目的とした中高生向けのプログラムです。

日本人はもっと英語を使うことに意識をもって学んでほしい。

特に「英語で自分の意見を言うこと」は海外でコミュニケーションを取っていく上で非常に大切な要素です。 

表面的な「情報」だけならインターネットで何でも取ることが出来る今、コミュニケーションを取る目的は「情報取得」から「意見の交換」に変わっています。 

しかし残念ながら日本人は、日本語でさえ物事に対し深く思考し、自分の意見として言葉で伝えていくことがとても苦手です。

「英語そのものを学ぶ」中高生のうちから、それと平行して「英語を使うこと」「自分の意見を英語で言うこと」を経験してもらう場が必要だと考えました。

自分の意見を言うことは一朝一夕に出来ることではありませんし、それを学校での学びと平行して経験することで、何故英語を勉強しているのか?将来どのように使うことになるのか?を明確にイメージ出来るようになるからです。


そのような経緯で誕生したSpeak Out Teensプログラム。

具体的にはこのようなカリキュラムで取り組みました。


4月:ブレインストーミングとマッピングで思考言語化と整理

5月:意見交換で思考の深堀りと集約

6月:論理的な話し方を身につける

7月:英語プレゼンテーションの構造を理解する

7月末:松本市副市長に英語でプレゼンテーション・ディスカッション


「自分が考えていることを言語化する」「意見を交換して深める」ことは日本語でも簡単なことではありませんでした。 

また、考えの破片や情報の羅列から、論点がわかりやすいように整理することも生徒たちにとって新しく、困難なプロセスでした。

それでもやはり、その思考回路がある程度出来てくると、自分の主張を自分で言葉にして人に伝えることが少しずつ出来るようになってきました。


0期生の成果


そして4ヶ月という短い期間にトレーニングを経て、その集大成として

松本市の副市長の前で中高生が「日本の教育制度について」という内容で自分の意見を英語でプレゼンテーションし、副市長を含む複数の大人と意見交換をするというゴールを達成しました。

 このトピックも、生徒たちが自分たちの興味・関心事を掘り下げて行く中でたどりついた、共通の問題意識でした。


その結果、副市長も他の大人たちも、生徒の英語の良し悪し関係なく、中高生の主張の論点にまっしぐらで、意見交換が展開されました。 

 

 

各自のプレゼンテーションに対して質問をし、お互いの意見を受け入れ、相手の意見に耳を傾けて新たな視点を得る事が出来ました。

 

生徒たちにとって

●自分の意見を大人の前で堂々と主張できた

●その意見が多くの大人に受け入れられた

●意見交換をすることで別の角度からの視点を得ることが出来た

という経験は、これから自分の人生を創り上げていかなければならない中高生にとって大きな価値となったことと思います。

副市長からも

「こんなに社会に対して意見を持っている中高生さんに久しぶりに会いました。

表現できることが素晴らしいですね!とても楽しい時間でした。またやりましょう!」 

と言っていただきました。

大人の皆様も、自分たちと違う世代の若者が何を考えているのかを知り、その疑問に答えたり一緒に考えることで、新たな気付きを得られる時間となりました。

みんなの達成感ある晴れやかな表情が素敵です!!!

地元新聞社さんからも取材に来て下さったのですが、主旨を完全に理解いただき、記事の内容も
 
「中高生と大人たちが意見を交わした」
 
に終始してくださっています。

「英語がどのぐらいできるか」の発表会にはなっていなかったということです!!

0期生の受講後の変化


中高生も、ディスカッションの現場を通して「英語を使うってこういう事か」を納得し、そのために自分に何が必要かをはっきり自覚して歩みを進め始めました。 
 

「自分が興味を持っていることを英語で言えるようになっていくプロセスは楽しかった。自分の英語力はまだまだだけど、こうすれば出来ていくということが分かった」 


「言いたいけど言えない瞬間が沢山あったからもっと出来るようになりたい!高3受験生なのでこれからは受験勉強だけど、受験だけを目的にしないで受験勉強を通してでもしっかり英語を身につけたい」 


●「副市長の話が分かりやすく、瞬時に意見を纏めて伝えているからだと分かった。自分も論点を纏めて話せるようになりたい」

 

●「自分はどうしたいか?自分の考えは何なのか?色々な事をよく考えた4ヶ月だった。自分の進路についても今までと違う可能性を考え始めた」 

 

「自分で考えて、結論を出すのが苦手だったが、思考のプロセスが分かり始めた。今コースが終わってしまうのがもったいない」

 

それが生徒達が手に入れた気持ちの変化、収穫です。

・やった分だけ成長を感じられた!
・自分の改善点を具体的に理解出来た!

・もっと出来るようになりたい!

の気持ちが生徒自身の内側から湧き上がっている状態になり、これから0期生の生徒たちが主体的に目標を持って学んでいく姿に期待が膨らみました。

今後の予定

以上の結果から 

・中高生が深く思考し、自分の意見を言葉で表現する

・他者と意見を交換して別の視点を取り入れ、自分の考えを深める

・自分の考えを分かりやすく英語で伝える

といった経験をすることは、「もっと英語を学びたい!」という姿勢を作るという英語への影響だけにとどまらず、自分で考えて主体的に自分の人生を創り上げていくための素地になるのではないかと考えます。


またそれが、変化が早く不確定要素の多いこれからの世界で、次世代の彼らが幸せに生きていくために必要な能力の一つになるのではないでしょうか。

今後はこのように、英語でのプレゼン・ディスカッションの経験を通して「自分でしっかり思考して考えを纏め、自分の主張を言える力」を持つ中高生の生徒を少しずつ育てて行く予定です。


その入り口として、英語学習中の生徒さんに「英語って身につけたらどうなるの?」をリアルに実感してもらうために、2つのイベントを計画しています。 

英語は授業の中だけに存在し、問題を解いたりテストで正誤をつけられるもの、とは別の世界を体感してもらう目的です。

1つ目は、英語学習中の中高生が 「英語を使う」を体感するためのワークショップ。

 

🌴8月11日(木)中・高生向けリアルに英語を使うワークショップ🌴

ネイティブゲストをお招きして

・仕事の話を聞いたり
・グループで理解を確認し合ったり
・英語で質問・インタビューする

ことで「使う英語」を体感し、
なんのために英語を学ぶか再認識するワークショップ。
プロフィールのリンクから申し込めます。

全20席、【残り2席】となっています!!

ワークショップの詳細をお申込みはこちらのリンクからご確認下さい。 

 

そしてもう一つのイベントは 


🚩8月21日(日)NY留学中、現役留学生のお話会🚩

松本出身、中学2年から単身NYに渡り
現地で中学、高校生活を送っている先輩をお招きし

・留学生活についての英語プレゼンテーションを聞く
・なんで留学したの?留学生活ってどんな感じ?のお話会

をします。


「英語を習得するとこうなる、を見ることで刺激を受ける」

「留学生活のメリット・デメリットを知ることで進路の可能性を広げる」

事ができます。


実在の人物と会って話せることで気づきを得て、明日からの英語に向かう姿勢が変わります。

2022年8月21日(日)

なんなん広場(南部公民館)にて午前10時〜12時

こちらのフォームからお申込みいただけます。

長くなりましたがここまでお読みいただいてありがとうございました。

 

 

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