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英語は「ペラペラ」を目指さない

英語は「ペラペラ」を目指さない

みなさん、英語が「ペラペラに」なりたいですか?

英語でコミュニケーションできる状態を「英語がペラペラ」とよく言いますし、日本には「ペラペラ」じゃないと英語が出来ると言ってはいけないというような風潮があります。しかしこの「ペラペラ」には「意外と通じない」という落とし穴があります。

「英語がペラペラ」がダメな理由

第二言語の英語は、ゆっくり話す

では第二言語として英語を話す点で、どんなことを心がけ、目指したらいいのでしょうか?

意外ですが、英語をゆっくり話す事は思っている以上に重要です。完璧ではない発音で早くしゃべるより、考えながらゆっくり発音することをする方が聞いている方がよくわかります。文章と文章の間の呼吸。必要なときには文章の中でも一呼吸置く、といった間の取り方もとても大切です。


ペラペラを目指すことを捨てて、「内容を伝えるんだ!」という意識しましょう。
私も最近中学生の英語を見るときは
「その話し方で伝わるか?ペラペラサラサラしすぎていないか?」
をしっかり見て、指導しています。ちょっと上達してくると速さ、流暢さを目指しがちですが、流暢さよりも「あなたのメッセージが伝わるか」を心で聞いています。その観点から英語で話すと、自ずとアクセントやイントネーションにも気を遣うようになります。

第二言語の英語は、はっきり話す

ゆっくり話すと似ていますが、はっきり話すと言うのはまた少し違ったポイントです。

くぐもった声や張りのない声はやはり聞こえづらいです。英語ネイティブは特に大人の男性はくぐもった声で喋るイメージもありますが(映画の俳優さんなど)あれはネイティブの話し方です。第二言語話者が英語を話すとき、ハリのある声でクリアにしゃべった方が断然伝わりやすいです。

自信がなくてもたもたしてしまうより、日本語発音でもしっかりした声で話しましょう!英語の発話は日本語の発話と違うので、英語の基礎力がついてきて子には、発声方法も指導します^^

「英語を喋っているときに、何か声が違う感じになるね」と言われたら、英語が上達している証拠。自信をもってその練習を繰り返し、磨いていきましょう。

第二言語の英語は、イントネーションが超重要


イントネーションと言うのは英語を言うときの音の高低、強弱の組み合わせです。英語は重要な単語が強く早く、ゆっくりまた少し高い声で「強調して」発声されます。逆に重要でない文章の中でつなぎとなるような小さな単語はつながって早く発声されます。自分の話をする時もどの単語が内容を伝えたい単語なのかを意識します。その単語を「ゆっくり」「はっきり」「高めの声で」話します。また冠詞、定冠詞、前置詞など日本人が苦手な小さな単語はしゃべるときはさらっと言っても大丈夫です。

日本語は、英語に比べてとても「平坦な」言語です。抑揚が少なく、オフィシャルの場の挨拶でも「棒読み」とも思えるイントネーション、別の見方でいうと、穏やかな言語です。その日本語をベースにしている私達が英語で話すときは、日本語で意識することのない「強弱」「高低」をはっきり意識しましょう。

伝えたい内容が含まれている単語は何かを意識してその単語を伝えようと思ってイントネーションの波を作りましょう。

「ペラペラ」を目指さず、何を目指すか?


英語がペラペラにと言う日本語が普及していますが、いっそ「ペラペラ」という事は忘れてしまっても良いかもしれません。何を伝えたいかどのような話し方で話せば伝わるかをより意識して発話する方が結果として楽しいコミニケーションができます。

焦らず、時には考える間を取りながらゆっくりめに気持ちを込めて話す。そのほうが聞く方も聞きやすいし、話を聞いてもらえば、次の会話の展開に繋がっていき、それが楽しい英語コミュニケーションの時間となっていきます。

英語は「ペラペラ」を目指さない。

伝える英語、伝わる英語を目指す。
結果としてのペラペラであれば、十分に立派な英語話者になれます!!
一緒に練習していきましょう!!

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